3週間ほど、「返事けーへんなー」と思って待っていたのだが、何の前触れもなく小荷物が宅急便で届いた。なかを開けてみると、詰め替え用の大袋e-maのど飴が20袋ほどと、味覚糖の他のお菓子が何種類かと、あとは(こちらがe-maのど飴のサンプルを送るのに使ったぶんの)未使用切手と手紙が入っていた。
わたしがリーフファイトTCG を始めたのは、これに似た感じの出来事からだったりする。
昔、ティーアイ東京は、ToHeart のトレーディングカードを発売していた。
当時電撃大王とタイアップで、特製トレカの応募者全員サービスを全3回、行ったのである。
わたしは友人から応募用紙を譲ってもらったりして、複数組購入していた。
3回目のときは4組送った(笑)。
しかし、届いたのは1組だけだった。
いつまでたっても残りが届かないので、手紙で催促を行った。
しばし経って、残りも届いたのだが、それを見て愕然とした。
ひとつの封筒に3組分のカード9枚が押し込められていたのである。
さらにあろうことか、手書きの宛先には敬称(様)が書かれていなかった。
パソコンで宛名ラベルを打ち出したのなら、設定ミスも考えられる。当時ソフマップがよくやっていた(笑)。
しかし、手書きで敬称を忘れるなんて、とても考えられない。
わたしはコレクターズフォーラム(当時はパソコン通信フォーラムだった)の雑談会議室にそのことを書き込んだ。
単純に愚痴りたかっただけなのであるが(笑)。
しばらくして、わたしのもとにティーアイ東京から小包が届いた。
まったく思い当たる節がないので、不思議に思いながら開けてみると、中にはイベント限定品だった「リーフファイトTCG Ver0.9β」が数パックとルール下敷きが5・6枚。初音ちゃんと瑠璃子さんのエアキーホルダーが2・3個ずつ。それにカタログ数通が入っていた。
何だと思いながら、同封されていた手紙を読んでみる。
どうも会議室に書いたことがティーアイ東京に伝わったらしく、お詫びの文章と品をよこしてきたということらしい。
問い合わせをしたのがわたしだけだったらしく、すぐわかったようだ。
この対応に感心し、わたしはリーフファイトを始めた。
公認ジャッジ試験に合格するまで勉強したのである。
ここ数年は仕事の都合などで現場を離れており、現状にはついていけていない。
ルールもだいぶ怪しくなっている(笑)。
それでも、一番好きなカードゲームは「リーフファイトTCG」である。
クレームからファンを生み出すことは、じゅうぶん可能なのだ。