本当は完結時に書きたかったのですが、バタバタしていて遅れてしまいました。
最新情報としては、単行本第2巻は発売されないようです。
連載で完結した作品の単行本を出さないというのはよほどのことだと思われますが、やはり第1巻が売れなかったんでしょうねぇ。
キャンペーンの応募券のついた帯欲しさに買った、わたしのような者もいるのに(笑)。
さて、作者の黒崎まいり氏によると、アニメ版スタッフが「謎は謎のままにして視聴者にいろいろ想像してもらいたい」スタンスなのに対して、黒崎氏は「フォローするべき謎はきちんと描くべきだ」という考えだったようです。
というわけで、コミック版はアニメ版の裏設定を使いつつ、オリジナル展開となりました。
たとえば、アニメのカラスは何のために出てきたのかさっぱりわかりませんでしたが、コミックではちゃんと悪役らしく死んでいきます(結局死ぬことに変わりはないんだけど(笑))。
「アニメ版のフォロー(正確には「アニメ版のケツを拭かされた」)」という点で見れば、なんとか及第点といった感じでしょうか。
問題点としては、がんばった黒崎氏には気の毒ですが「作品と絵柄が合わない」という点。
これは「ロリとロボしか描けない」と自称しているのに描かせた企画のほうが悪いのですけれどね(笑)。
個人的に嫌いな絵柄ではないので、別作品でがんばってほしいと思います。
さて、本来なら簡単にまとめて済ませようと思っていたのですが、2巻が出ないことがわかったので、ここでフォロー(という名のツッコミ)をしておきたいと思います。
前半は単行本1巻を参照のこと。
古本屋の100円コーナーに帯の応募券が切り取られた第1巻が並んでいますので、そちらをどうぞ。
読み終わったら売ってしまえば、金銭的被害は少なくてすみます(笑)。
続きを読む "【総括】コミック版「アイドルマスターXENOGLOSSIA」"