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おジャ魔女ウェンディー
サ イ コ
「新装開店! PSYCHO堂!」
by Master
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ある日、バーン先輩のことで悩んでいたウェンディーは、あやしい館の前を
通りがかりました。
看板には「リチャードウォンの彩弧堂」とあります。
ウェンディー「『リチャー・ドウォンの彩弧堂』?」
何気なく入ってみたウェンディー。暗い雰囲気の店のなかにいたのは、あや
しげなおじさ(サクッ!)……お兄さんと、一匹の猫。
ウォン「ようこそ、彩弧堂へ。何かお困りのようですね。ここにあるサイコグッ
ズを買えば、万事解決……」
ウェン「サイコグッズ!? あなた、もしかしてサイキッカー!」
ちゅどーん!!
ウェン「な、なに!?」
ウォン「ど、どうしてくれるんですか! あなたのせいで、わたしは『サイコ
ガエル』になってしまったではありませんか!」
妖精ソニア(猫に化けていた)「ま、この子にサイキッカーになってもらって、
元に戻してもらうしかないわね」
そう、サイキッカーは正体がばれると、サイコガエルになってしまうのだっ
た!
というわけで、ウェンディーは『見習いサイキッカー』になることに。
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しかし、ウェンディーはあっさりとふたりの友達に正体がばれそうに!
このままではウェンディーまでもサイコガエルになってしまう!
ウェンディーは二人を彩弧堂へ連れてきて、3人で見習いサイキッカーにな
ることにしたのでありました(笑)。
「ぷりてぃ、うぃっちぃ、うぇんっちぃ!!」
「ぷりてぃ、うぃっちぃ、ぱてぃっちぃ!!」
「ぷりてぃ、うぃっちぃ、えみりっちぃ!!」
『あんたは男でしょうがぁ(爆)!!』
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エミリオ「じゃあ、僕はどんな役で出演すれば?」
パティ「そうねぇ、金銀といっしょに妖精役は?」
エミリオ「でもまだ本編には出てないよ?」
ウェン「じゃあ、今回は出番無し」
というわけで、エミリオ退場(笑)。続編を書く時まで待っててくれたまえ。
書くとは思えないが(爆)。
エミリオ「ぼくって、世界一不幸な美少年かも……」
栞「ちゅうわけで、あたしの出番やな」
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では、気を取り直して……。
ウェン「まずはこの『見習いタップ』の真ん中のボタンを押すんだよ」
ぱ~ぱらぱぱっぱ~
(タップが音楽を奏でながら空中へ飛び上がり、見習い服に変身)
ウェン「音楽が鳴っている間に服を着るのさ!」
ぱらららら~ん!
「ぷりてぃ、うぃっちぃ、うぇんっちぃ!」
パ・栞『おお~!』
ウェン「それじゃ、ふたりともやってみよう!」
パ・栞『はい、センパイ!』
ウェン「センパイ~! それ、グゥーッ! もういっぺん言ってぇ!」
パ・栞『センパァ~イ!』
ウェン「さいこ~ッ!」
ウォン「いいかげんにしなさーい!!」
栞「それじゃ、まずはあたしからや」
ぱ~ぱらぱぱっぱ~
ぱらららら~ん!
「ぷりてぃ、うぃっちぃ、しおりっちぃ!」
パティ「わたしもぉ!」
ぱ~ぱらぱぱっぱ~
パティ「あ、あれ? か、髪の毛……」
(見習い服に髪の毛が引っ掛かって着替えられないらしい(笑))
ぽん!
パティ「あら?」(着替え失敗)
ウォン「あら、ではありません! 着替えられるように練習しておきなさい!」
パティ「はぁーい」
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サイキックを使うには「サイコ玉」が必要。そして、それはサイコグッズを
売ったお金でしか買えず、しかもサイコ界(笑)にしか売ってないのでありま
した。
ウォン「というわけで、明日からこの店で働いてもらいますからね!」
ウェン「まあ、それはいいんだけどぉ……」
パティ「この店ってぇ……」
栞「やっぱりぃ……」
3人『ジミよねぇ……』
ウォン「どぉ~こぉ~がぁ~、ジミだと言うんですかぁ~~~!!!」
ウェン「……って、ウォンは言ってたけど……」
栞「アレはマズイやろ、やっぱり」
パティ「そうねぇ……」
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というわけで、翌日……
ソニア「ええ! お店を改装するぅ!」
ウェン「うん、やっぱりこれじゃあ、ねぇ」
パティ「材料は自分たちで買ってきましたから」
ソニア「うーん……。ま、いいか。実はわたしも『趣味悪ぅ~』って、思って
いたのよねぇ。今日はウォンもいないことだし」
というわけで、さっそく改装開始!
栞「まずは、あの看板やな」
ウェン「彩弧堂はいいとして、あとはいらないんじゃない?」
パティ「どうせなら、『サイコ』は『PSYCHO』って、アルファベットに
したらどうかしら?」
ウェン「それ、いい!」
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ウォン「な、なんなんですか、これわあぁぁぁぁぁ!」
一同『おかえりなさーい!』
(ファンシーショップのようになったPSYCHO堂に驚くウォン(笑))
ウォン「わ、わたしの店が……。サイキッカーの威厳(笑)というものがまっ
たく感じられないじゃないですか!」
ソニア「看板はもっとすごいわよ」
ウォン「な、なんですってぇ!」
(カラフルにかきかえられた看板を見て愕然とするウォン(笑))
ウォン「な、なんてことをするんですか、あなたたちは……(泣)」
栞「絶対、こっちの方がええって!」
ウォン「だいたいソニア! あなたがついていながら、どういうことなんです
か、これは!」
ソニア「あら、わたしはこの子たちに賛成よ」
ウォン(があぁぁぁぁぁぁぁぁん!)
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ウェン「いよいよ、明日から新装開店だね!」
パティ「わたしたちのお店だもんね」
栞「ぎょうさんもうけて、サイコ玉しこたま買えるようにしような」
ウェン「がんばるぞぉ!」
パ・栞「おお~っ!」
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